二黒土星の性質は？長所と短所を分析

二黒土星の性質

二黒土星の性質は…

柔順温和で人の為に尽くす性質があります。相手の力量や財力など本能的に見極める力を持っていますが、一度この人と思うと、とことん尽くす面があります。

しかし、自分から積極的に物事を始めたり、推し進める事は不得意。事に当たっては優柔不断で迷いが絶えない。モノを大切にし、貯蓄や節約をする傾向があり経済的にひどく困る事は少ない。

男性の場合は、どちらかと言うと女性的な面をもっていて、繊細で世話好きな所があります。女性の場合は、母性愛が強く、細かいことに気が付くが、細かすぎる所がある。

二黒土星の仕事面は…

柔和で庶民的で、色々な悩みを打ち明けられる優しさを持っています。そして話の分かる人として親しまれ、相談相手としては好まれる面があります。

しかし、上司になると、部下を叱咤激励するようなタイプではなく物足りない所がある。また優しさはあるが、決断や指示する力に欠け、人を育てるのは得意な方ではない。

温順で目上の人に従うのは良いが、どちらかと言えばリーダー気質ではなく、企画から結末まで任せるには物足りず、細かく指示を与えておかないと行動力に欠ける点も見られます。

二黒土星の恋愛傾向は…

男性は、とにかく親切で、多くの女性から好かれます。また、細かい所も良く気が付くので、女性にとっては便利な存在になることもあるが、神経質で細かい面があり、そこを嫌われる場合がある。

女性は、背の高い、体格の良い、また経済的に豊かといった男性に惹かれる所があり、口説かれるのにも弱い。しかし、普段は男性に全く関心のない態度をとり、興味のない男性には見向きもしない。しかし、何度も求愛されると モロイ。

また、この星の人は、一度心を許すと他に目をそらすことなく一途に尽くしてくれるところがあり、涙もろく、人に騙されやすい。また、お金の為に気持ちを動かしやすい面もある。

二黒土星の長所と短所

ここで二黒土星の長所と短所を見てみましょう。この星の人はこの性質があると断定するものではなく、このような傾向を持つ可能性があるといった参考です。

自分自身で気が付いていない場合もありますので、第三者に確認してみても良いでしょう。

二黒土星の長所は…

• 外見は優しく温和、そして勤勉である
• 仕事に忠実で実務性に富んでいる
• 一つの事を根気よく持続させていく
• 自分を忘れ人に尽くす所がある
• 目上の人を立て、素直に従う面がある
• 右腕的存在としての才覚がある
• ジッとせず小まめに動く
• 時間をかけて物事を慎重に判断する
• 真面目で物事をコツコツとやる
• 手先が器用で工夫をこらす
• 節約家で、捨てるようなものでも大切に使う
• 人の嫌がる仕事を苦に思わずやる
• 自分の判断より、人の意見を参考にする
• 謙虚で出しゃばらず、周囲の人を立てる
• 心が寛容で包容力がある
• コツコツと働いて貯蓄する
• 地味な仕事を根気よく積み重ねて行く

二黒土星の短所も見てみましょう

• 思慮が浅く、迷いが強く、決断が鈍い
• 不器用で要領も悪い
• 欲が深く一人占めにしたがる
• 地味に働くより、一攫千金を追う
• 怠け者でブラブラしていることを好む
• 小心で臆病なところがある
• 目先の良くにつられ騙されやすい
• 忍耐力に欠け飽きっぽい
• 考え方が頑固で、応用が利かない
• 虎の威を借りて威張りたくなる
• 先の見通しが悪く、気が利かない
• 理解力が悪く、人を信じない
• 物欲のために節操を欠くことがある
• ちょっとの恨みをいつまでも忘れない
• 自信がなく、他人の言葉に惑わされやすい

五行の相生について

五行説とは、木・火・土・金・水という5つのエネルギー（気）によって、この世の事象すべてを解釈し、説明しようとする思想のこと。

このエネルギーには、お互いを生かす関係と、剋する（打ち負かす）関係があります。

例えば、木を燃やして火を生じ、火は燃やし尽くすと土（灰）を生じます。そして土は金（鉱物）を生じ、金を溶解すると水（液体）が生じ、水は木を生じる。

逆に、木は土を破って成長し、土は水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切る。このように相手を打ち負かす関係を相克という。

つまり、簡単に言えば…

水は火を消すので、九紫火星の人は一白水星と相性が良くありません。相性が良くないと言えばマイナスな印象が強くなりますが、必ずしもそうとは限りません。

また、五行では木→火→土→金→水→木の順に上下関係が生じています。上が下を支配するという考えではなく、上が下をリードするイメージで、この両者は相性が良いです。